カルロス菅野 日記

 2006/12/30,31 熱帯カウントダウンライブ

5年連続の熱帯JAZZ楽団忘年会とカウントダウンライヴ。
今回も興奮のうちに2007年の幕開けを迎えることが出来ました。 会場はいつものように満員で、おいしい料理とお酒で準備万端という感じで、パーティーは始まりました。
30日は完全に忘年会ノリでMCでのメンバーとの掛け合いも絶好調。もちろん演奏も絶好調(笑)
今回は熱帯JAZZ楽団全レパートリー100曲以上からの選りすぐりという感じで、楽しんでもらえたと思います。

31日はいよいよカウントダウン。今年は大仕掛けは無かったけど、その分客席との一体感は増したように思います。
チャリティーオークションでは、意外な高値も続出して多くの寄付が集められました。
なんと2日間で合計220,171円となりました。 近日中にunicefに寄付する予定で、このダイアリー上で報告します。 オークション落札してくれた方々、帰りに募金していってくれた皆さん、本当に有り難うございました!

2007年、まもなく新しいアルバムのレコーディングが始まります。久しぶりにノリノリのダンスアルバムにしようと考えています。 さらに、アルベルトのアルバムでのコラボも待っています。
今年も暴れます! みんなついて来てくださいね、ヨロシク!!

恒例のチャリティオークション 明けましておめでとう!!! ラストは藤陵vs大路バトル

 

 2006/12/24 アルベルト城間 沖縄ディナーショー

今年のX'masは沖縄の全日空ラグナガーデンホテルという素晴らしいリゾートホテルにて、アルベルト城間のディナーショーで演奏。
ラテンの香り溢れる一夜で盛り上がりました。
アルベルトにとってはデビュー以来初めてのディナーショーで、東京から参加した森村献ちゃん、ベースのコモちゃん、そして僕にとっても初めて演奏する曲が多く、最初はやや緊張気味でしたがだんだんリラックスしてきて、最後はとても楽しい演奏ができました。
アルベルトの歌はいつもパワフルでセンティミエントいっぱいで、プレーするのが楽しくなります。
2007年、年明け早々に彼のアルバムのプロデュースをすることになっていて、来年はいろいろと一緒にやる機会が多くなりそうで今から楽しみにしています。

沖縄組とのリハーサル 本番はアルベルトはタキシードで! 終演後、全員で記念撮影

 

 2006/10/29 JVC Jazz Festival at STB139

去年、デイヴ・ヴァレンティンを迎えて行われた、JVC Jazz Night。今年はJVC Jazz Festivalに模様替えして開催されました。
1,2日は盲目のジャズシンガー、ダイアン・シュア。 そして最終日が熱帯JAZZ楽団の単独コンサート。
そして今回は神保彰と同じDNAを持つ男、則竹裕之が熱帯初参加!
当日リハのみにもかかわらず、完璧な演奏をしてくれました。流石です!
JVC Jazz Festivalがさらに大きくなって、日本を代表するJazzイベントに成長してくれることを願っています。

 

 2006/10/26  Play Cal Tjader In 横須賀

横須賀のライヴハウス「Younger Than Yesterday」で、新人ヴィブラフォンプレーヤーの山口真由子をフィーチャーした、第二回Play Cal Tjaderセッションが開催されました。
2回目ということで、真由子ちゃんもかなりリラックスして、新たな展開を見せてくれました。
コモちゃんは、若き日を過ごした地元でのライヴで張り切っていました。

11/29は渋谷JZblatで、僕の松岡直也バンド時代の相棒、ティンバレスのウィリー長崎をゲストに迎えてのライヴ。
日本のラテン音楽を盛り上げるための圧力団体「マンボラマ東京」の協力を得てのイベントです。
盛り上がること間違いなし、ぜひ遊びに来てください!

 

 2006/10/9  神戸JAZZ2006見事に完結

今年も神戸で行われた神戸JAZZ2006が、最高の盛り上がりで見事に完結しました。
今年は「Student Meet熱帯JAZZ楽団」と題して、中高生のビッグバンドのみんなを中心に、熱帯JAZZ楽団がゲストとして演奏し、さらに合同演奏で盛り上がると言う企画でした。

中学校2校、高校4校出演してくれたビッグバンド全て、それぞれとても良い演奏でゲスト参加した熱帯のメンバーも一緒に演奏を楽しめました。
高校生になるとレベルも非常に高くて、我々も刺激を受けて熱帯のステージは1曲目からエンジン全開ですごい勢いでした。
アンコールでの合同演奏は「EL FUTURO」と「FOUR BROTHERS」の2曲。
EL FUTUROは去年に続いて2回目、セクション、ソロともにさらにレベルが上がっていてみんな見事な演奏でした。
FOUR BROTHERSは熱帯ジャズ楽団のメンバーでさえ苦労するテーマを、暗譜で見事に吹きこなす学生達にメンバー一同脱帽でした。
さらにソリストもみんな素晴らしく、みんな身を乗り出して聞いていました。

そして、最後はお決まりの「SEPTEMBER」でステージ場に70人以上が全員集合。藤陵雅裕にソロバトルを挑む学生や松島啓之に負けじと渡り合う若きトランぺッター、と次々に有望学生ミュージシャンが頑張ってくれて、会場総立ちで素晴らしい盛り上がりでした。

最後の楽屋の打ち上げでは、みんな大はしゃぎ。一方バックステージワークショップに参加してコンサートの裏方を手伝ってくれた学生の一人は感動に涙ぐんでいました。
今時ちまたにあふれている無気力無軌道な若者は皆無で 、学生達全員が素直に正直にそして明るく音楽に向き合っている姿がとても印象的で、これなら日本の音楽会にも明るい将来が見えてくるように思えて、とても嬉しくなりました。
みんな、最高でした!おつかれさま!

El Futuroのステージ オールスタンディングのラスト なんとオンステージ70名!!

 

 

 2006/9/27  J-WAVE 「Loisaida 3am」放送終了

1年間にわたって毎週火曜日深夜3時からお送りしていた「J-WAVE Lounge Loisaida 3am」が今週を最後に幕を閉じました。
プロデューサーの岡本郁夫君、謎のラティーナ”マリア”ちゃんとともに、こだわりの選曲でマニアックにお送りして来ましたが、J-wave Lounge 自体が終了する事になって、それに伴って最終回を迎えてしまいました。
サルサから、ジャズ、フュージョンさらにレゲトン、ヒップホップとかなり節操無く、でもどこかNYの香りがするという選曲で、一部マニアの間では絶大な支 持を受けていたのですが、あまりに好きにやりすぎてしまったのでしょうかね(笑)
でもゲストに来てくれたミュージシャン全員にはすごく好評で、今時の画一的 なメディアの中では異色の存在であった事は誇りに思っています。
またどこかで、こんな番組をやれたらなと思っています。
お世話になった番組スタッフの皆様、本当に有り難うございました!

最後に顔出し!のマリアちゃんでした。 お世話になった番組スタッフの皆さん

 

 

 2006/9/11  9.11から5年 今、思う事

9.11から今日で5年。あの日は家でテレビを見ていたら、突然黒い煙に包まれたWTCが映し出され、その数分後に2機目が突っ込み炎をあげたのを目の当たりにした。ショックだった。あまりのショックに呆然と画面を注視するだけで動く事も出来なかった。
そしてやがてビルは崩壊、見慣れたNYの町が瓦礫と灰に舐めるように覆われて行く。
自分を育ててくれたNYへの思い、悲しみ、恐怖、そしてこみ上げてくる怒り、いろいろな感情が体の中でうごめいて何かに向かって拳を握りしめる自分がいた。

あれから5年の間、アフガニスタン、イラクと次々に戦いが始まり、世界は危険な方向に突き進み、日本もなぜかその中に足跡を残すまでになってしまいました。
今、冷静になって世界を見てみると、自由主義、資本主義、民族主義、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、、、それぞれがそれぞれの主義主張を正義と称して声高に叫び合い、互いの立場を思いやる事も無い、単なるいがみ合いの中にがんじがらめになっているように思えてなりません。
その中で、日本はプレスリーとメジャーリーグを愛するリーダーに率いられて、強い信仰も信念のある主義も無いままに、戦いの場にどんどん足を踏み入れてしまい、その後を継ごうとしている人によって、今後の海外派兵を自由にするために、平和憲法の信念まで変えられようとしています。
海外に出て感じた日本の素晴らしさは、みんなで互いを思いやり、譲り合い、調和を生み出す文化だと強くかんじてきました。
今だからこそ、その力を発揮してほしいと願っています。そのために出来る事は何でしょう?
9月11日の今日、考えています。

 

 2006/9/9,10  神戸ジャズオーディション

神戸ジャズ2006の中間地点である、熱帯ジャズ楽団との合同演奏のためのオーディションが行われました。
70人以上の応募があり、みんな緊張の中でも溌剌と素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
全員を合格にしたかったのですが、そうも行かないので涙をのんで選びました。
みんなの音楽に対するひたむきでまじめな姿にこちらがたくさんエネルギーをもらったように思います。
これから、リハーサルを経て本番に向かいますが、ステージではまた溌剌とさわやかな感動を与えてくれると思います。
ぜひ会場に足を運んでその瞬間を一緒に味わって下さい。

 

 2006/8/29 ~9/3 久しぶりのNew York

September11から5年。その間、New York に行ったのは1度だけ、しかももう3年前になってしまった。
前回渡米の後、イラク戦争の泥沼化、ブッシュ政権の暴走、そしてそれに盲従する日本に嘆きを通り越して怒りさえ覚え、以前から強く持っていたNYでの活動に 対するモチベーションがすっかり萎えてしまっていたのですが、3年も行っていないというのは僕にとってはさすがに限界に達して来て、思い立ってNYに向かいました。

29日に到着後、早速デラルス時代からのエージェントのリッチーと親友のXCと再会。 一緒に最大のサルサクラブ「コパカバーナ」に向かった。
知り合いのボンゴセーロ、カリート・ソト率いるNYローカルバンドにVoのティト・アジェンがフィーチャーされていて、早速ステージに引っ張り上げられてボンゴをひと叩きして来ました。
2日目は、仕事のミーティングを一つ片付けてから、新しく出来たタイムワーナーセンターという奇麗なビルにある「Dizzy's Club Coca-Cola」というジャズクラブに出かけて、Tbのスティーヴ・トゥーレーのライヴを見に行って、ゲスト参加していたデイヴ・バレンティンと再会。 ステージでは相変わらずの野獣ぶりを発揮していました。

それからの日々も、デラルス時代のレコード会社のボスだった、ラルフ・メルカドがオーナーのLQというクラブに行ったり、リチーが名誉賞を受賞したダンスイベント「NY Salsa Congress」で懐かしい顔ぶれに再会したり、1週間目一杯久しぶりのNYを楽しんできました。
ただ、サルサはレゲトンやHipHopに押され気味で、クラブでもバンドが入っていなくてDJだけで踊っているところが多くで残念でした。
コングレスでもダンサー達にもっと音楽の歴史も含めてサルサに対 する理解を深めていこうとオーガナイザーがステージ語っていました。

久しぶりのNY。タイムズスクウェアあたりはまるで渋谷のセンター街と歌舞伎町を会わせたくらい賑やかで、世界中の観光客で溢れていました。
見た目にはすっかりエネルギーを取り戻しているように見えましたが、友人たちに聞くとやはり9/11以降何かが変わってしまったと口を揃えて語ってくれました。
一 番大きな問題は、日を重ねるごとにアメリカがやっている事に自信が持てなくなっている事だという意見が多かった。
テロの副産物のようにして生まれたNYの安全、それによって活気が戻ったように見えるけれども、相変わらず5番街とハーレムの間には日本では考えられないほどの大きな格差が依然として確固として存在します。
客にありがとうも言わない店員、未だに1ドル札も使えないワンマンバス、エスカレーターがほとんど無い地下鉄の駅、医療保険を持たずに早死にしていくラテン系の知り合い達。
いかに全ての人が自分勝手に生きていく事が許されるようにする事を目指しているように見えてくるアメリカの民主主義。
多くの疑問が次から次に生まれてくるけど、ただNYが音楽やアートのキャピタルシティーである事に変わりはありませんでした。

賑やかになったタイムズスクエア NYのエージェントRichie Bonilla サルサコングレスのバンド

 

  2006/8/25 山野インストアライブ

久しぶりの山野インストアライブ、今年は森村献、高橋ゲタ夫、カルロス菅野の熱帯ジャズ楽団トリオに加えて、サックスにスティーヴ・サックス(本名ですよ)、そしてティンバレス&Drに20代 の若手、古川尚篤君を迎えてのラテンの歴史をたどるという内容のセッション。
古川君の若さに刺激を受けて、はじめからエンジン全開で熱いセッションになりました。
たくさんの人に来て頂いて、本当に有り難うございました。

熱帯トリオ 右からスティーブsax、古川dr 終演後の記念撮影!

山野楽器のHPにライブレポートが掲載されていますこちらから

 

 2006/8/23 「神戸JAZZ2006」いよいよ始まる

今年もいよいよ「神戸JAZZ2006」が8/22、23、24のワークショップで始まりました。
先ずは22、23日のバックステージワークショップ。
去年より人数は少ないのですが、みんなの目の輝きが違っていて、期待の高さを感じさせてくれました。
23、24日はいよいよビッグバンドアンサンブルワークショップ。
今年は講師として、森村献、青木タイセイ、そして大阪から古谷光広の3人が参加してくれまし た。
今年は、我々の話を聞いてもらうだけでなく、参加者にも演奏をしてもらおうという事で、中上級者編はみんなの演奏を聴いて、我々がアドバイスをするという方法をとりました。
それぞれに良いところがあって、みんな思った以上に高いレベルの演奏を聴かせてくれました。
僕らもそれぞれのレベルを考えていろんなアドバイスをさせてもらいました。
音楽は、20年以上プロとして演奏していても、まだまだ課題が次から次ぎへやってくるほど奥の深いものです。
みんなも慢心する事無く楽しく頑張って続けて下さい。
これから、来月のオーディションと10月の本番が待っています、楽しみですね。

4人でのお手本(?)セッション 受講者には個別アドバイスも 参加校の演奏を聴く講師陣

 

 2006/8/19 トロピジャム名古屋Blue Note

名古屋Blue Noteでのトロピジャム、盛り上がりました!
赤木リエちゃんは細い体のどこにあんなパワーがあるのかと思うほどのエネルギーでダンシングプレーを見せてくれ、万照はワイヤレスマイクを仕込んで縦横無尽、タイセイはトロンボーンはもちろんピアニカでもセンス溢れるソロを聴かせてくれました。
ベースの 桜井さんはラテンは勉強中でと言いながら、しなやかなグルーヴでボトムを支えてくれ、ソロになるとチョッパーを駆使してまさに魅せるプレーを存分に発揮。
ピアノの奥ちゃん、ドラムの摂とはもう長い付き合い、気心知れた者どうしならではの自由な展開でとても楽しくプレーできました。
熱帯ジャズ楽団以上にラテンジャズの香りが強いセッション、これからもいろんな顔ぶれで刺激的なライブを楽しんでいこうと思っています。
打ち上げも楽しく盛り上がり、翌日は万照の招待で地元長良川の河原でバーベキュー。
真夏にもかかわらず、川面を渡る風が気持ちよく、天然あゆの塩焼きから始まり、自家製手料理、飛騨牛まで堪能して来ました。
ご機嫌な2日間でした。

盛り上がったリズムセクション パワフルなりえさんのフルート 沢山のお客さんに御来場頂きました!

 

 2006/7/21 コンサート イン 東京

ツアーの最後は東京なかのZEROホールでのコンサート。
演奏もすっかりこなれてメンバーもやや余裕モードで集合。
今日はなんとゲタ夫さんが会場に一 番乗りでした。大雨が降りませんように。

バンド結成11年目、目指しているブエナビスタ・ソシアル・クラブに向かって、次の10年の新たなスタートになる今年のコンサート。
会場のあちこちに今 まで応援し続けてくれた馴染みの顔が見えます。
そして、2階席には出光と芸能花伝舎の協力を得て、小中学校、高校の吹奏楽団のメンバーを100人招待する事ができました。
彼らに良い刺激を与えられるように頑張っていきたいと思います。

今年の熱帯ジャズ楽団はどんな感じかな?という雰囲気で始まったコンサートも、曲を重ねるごとに会場の熱さも増していき、盛り上がっていきます。
倉吉、神 戸では温泉がたたっての発熱に悩まされていたゲタ夫さんも今日は絶好調。
大路さんはメンバー紹介で全く予定外のプレゼントコーナーをはじめ、ピンクボンゴとソロアルバムを3名に進呈。やってくれます!

会場総立ちのダンスタイムで盛り上がり、アンコールに突入。
ここで、アルバム発売に合わせて行われたソリストオーディションの合格者の発表!
今回は高校生から40代まで30名以上の応募があり、実力も高い人ばかりで選考に苦労しました。
その中で3名を選んでのセッション、曲は「セプテンバー」。
先ずは、帝京高校吹奏楽部の平緒珠希さん(17才)がテーマにつづいて藤陵雅裕ばりのソロを聞かせてくれ、大喝采。
中盤のソロは先ずはビジュアルからしてバリトン・サッ クスがぴったりの掘孔明さん(31才)。
大路さんを横目で意識しながらなかなかのソロを聴かせてくれました。
続いては今回の金賞受賞者ピアニカの藤原知之君(21才)。
首からさげたピアニカを両手でプレイするというユニークなスタイルで、メロディアスで良いソロを展開してくれました。
3人ともご機嫌でした、大拍手!
そして最後は熱帯ジャズ楽団のサッカー応援ソング「アリーバ!」でにぎやかに幕を閉じました。

今年もたくさんの人に来てもらえて、感謝です。これからも頑張ります、ありがとう!

突然の大路プレゼントコーナー! 大盛り上りのSeptember 左から堀さん、藤原さん、平緒さん

 

 2006/7/17 熱帯アルバム発売コンサート 倉吉、神戸ツアー

今年のツアーは波乱の幕開け。
いつも時間ギリギリにはなんとか現れるゲタ夫さんがついに新幹線に乗り遅れたという連絡から始まった。
しかも今日は新大阪 から在来線の特急に乗り換えて鳥取県倉吉市に向かうという行程、乗り継ぎにはもう間に合わない。
ところがなんとか乗り切ってしまうのがゲタ夫さんの凄いところ!携帯の乗り換え案内で調べて、姫路まで新幹線で行けば我々が乗っている特急に追いつく事をつきとめ、姫路で何事も無かったかのように合流。
まるで西村京太郎の小説だった(笑)

なんとか無事倉吉にたどり着いて、その日はリズムワークショップ。
ラテンリズムの初歩から始まり、いろいろなリズムパターンの解説、アンサンブルの方法など内容は充実。
参加者からの質問も積極的で時間オーバー。終わってからもみんなとの交流もあり楽しいイベントになった。
終わってからは、近くの居酒屋さんで打ち上げ。いい気持ちになってホテルに戻ろうとすると、ゲタ夫さんは一人でタクシーの運転手さんに聞いたという、河原の露天風呂に向かって消えて行った。

翌日は倉吉未来中心でのコンサート。去年に引き続き2年連続で呼んでいただいて感謝、感謝です。
今年は去年来ていただいた方と、熱帯ジャズ楽団初体験の方が半々ぐらいで、熱帯ジャズ楽団の輪が確実に広がって行くのを実感させてもらいました。
コンサートはニューアルバムの曲をコンサートで演奏するのは初めてなので、メンバー一同やや緊張気味でしたが、倉吉の皆さんの暖かい拍手に後押しされて徐々に盛り上がり、最後は会場総立ちで盛り上がりました。

コンサートの終演後はロビーでのサイン会。たくさんの方にアルバムを買っていただき、100人近い長い列が出来ていました。
大路さん、中路君と一緒に頑張ってサイン。多くの人に出会えて嬉しかった。

その夜は、メンバー、スタッフ全員でバスに乗って神戸に移動。
車内はビールと焼酎、おつまみ、巻き寿司、おいなりさんで宴会状態。これぞツアーって感じですね。
後半はほとんどが寝息を立てているなか、午前2時無事に神戸のホテルに到着。
翌日は、神戸でのコンサート。
例年、夏のコンサートは大阪だったのですが、今年は神戸国際会館の全面的協力を得て、関西ジャズの中心とも言われる神戸に場所を移すことになりました。
神戸を中心に京都、大阪やさらに西の岡山、広島などからも多くの人が集まってくれて、熱帯ジャズ楽団始まって以来の動員記録を打ち立てました。
コンサートは、ソリストごとに大きな拍手をもらって、演奏はどんどんヒートアップ。
大路さんとのMCもうまくかみ合って、会場は完全に熱帯状態、最後は完全にディスコタイム。
終わってからのサイン会も長蛇の列、ニューアルバム100枚が売り切れてしまいました。ありがとうございます。

さあ、次は東京だ!

倉吉での演奏はヒートアップ! 長蛇の列のサイン会 Night and Day 熱唱@神戸

 

 2006/6/30 玉置浩二ツアー打ち上げ!!

今年も3ヶ月に及んだ玉置ツアーが無事に終了しました。
2年目のメンバーの息もぴったりで、演奏はばっちり。
全国の美味しいものも味わい尽くして、楽し いツアーでした(笑)。
最終日の模様はWOWWOWで放送されます。

詳細はこちらでcheck玉置浩二公式サイトhttp://www.star-info.org/onair/index.html

 

 2006/6/27 カルロス菅野 play Cal Tjader ライブ@alfie

久しぶりのアルフィで、ヴィブラフォンをフィーチャーしたライヴをやりました。
ヴァイブプレーヤーは山野ビッグバンドコンテストで優勝した国立音大の ビッグバンドでプレーしていた現役大学生、山口真由子ちゃん。
コンテストで見たときから一緒にやってみたいと思い、ついに実現したライヴです。
やってみるまではどのくらいプレイできるのか全く分からなかったんですが、ふたを開けてみれば、おじさん達に囲まれながらも一歩も引く事無く素晴らしい 演奏を展開してくれました。
輝きを秘めた若いミュージシャンに出会うと、こっちが刺激をもらって嬉しくなってしまいます。
これからも一緒にライヴをやって行ければと思っています。
乞うご期待!(なんと、お父様が僕と同じ歳でした。ちょっとショック・・。)

メンバー集合@アルフィ 白熱のプレイ

 2006/6/7 10枚目のアルバム発売しました!

10枚目のアルバムが発売になりました。
毎回発売日には新作が皆さんに気に入ってもらえるかどうか、期待と不安が入り交じって何とも言えない気分になり ます。
僕たちの活動は皆さんにCDを買ってもらう事で支えられています。応援よろしくお願いします。
今回はレコード会社のアイデアで、バンドコンテストと個人ソリストのオーディションをやってみる事になりました。
ここ何年か「神戸ジャズ2005」をはじめアマチュアの方々との交流のチャンスがあって、今後も何か伝えられる事があれば良いなと思っていたので、どれくらいの応募があるか楽しみにしています。
プロのミュージシャンになるためには、大変な努力が必要ですが、僕らはそれを乗り越えたときに味わえる音楽の楽しさを伝えていこうと思っています。

話は変わって、間もなく僕の大好きなサッカーワールドカップが始まります。
今回は応援歌も献ちゃんに頼んで作ってしまいました。日本代表の活躍を期待しています。

僕も以前に一度日の丸を背に演奏した事があります。デラルス時代、マディソンスクエアーガーデンでのステージでした。世界中でツアーをしてみて、日本がどこにも無いような素晴らしい文化を持った国だという事をを再発見した時期でもありました。

今、愛国心の話題が問題になっていますが、どこかの国の大統領のまねをしたような危ない物ではなく、協調と勤勉さを大事にする日本の文化の良さを大切にする物であってほしいとおもいます。
先ずは代表のチームワークに期待しましょう。

頑張れニッポン!

 

 2006/5/18 熱帯ジャズ楽団大阪キャンペーン

熱帯ジャズ楽団のNEW CD「熱帯ジャズ楽団�~Swing Con Clave~」の発売が近づいてきました。
玉置ツアーの合間を縫ってキャンペーンの忙しい日々が続いています。

5月18日には神戸、大阪のラジオ、新聞 キャンペーンが敢行されました。
まずは神戸のラジオ関西からのスタート。「ラジ関モーニング三上公也です」の収録、朝のニュース番組に登場します。朝のひととき、目覚まし音楽には最適です なー!と盛り上がりました(笑)

続いては奈月さんのお昼の生放送、さすがプロのパーソナリティーの方は上手ですね。
打ち合わせもほとんどなしにスタジオに入 るんですが、曲をかけてる間のおしゃべりから話題を的確に拾って楽しい雰囲気で、見事に時間内におさめてくれました。LOISAIDA 3AMで噛んでばかりいる自分に反省です。

続いてKiss-FM神戸に移動して、平野智一さんの「PUMP IT UP」若くてイケメンのDJでノリノリでした。

そこから大阪に移動してランチの後は、大阪日日新聞、産経新聞、日刊現代と立て続けに新聞の取材。ラジオと違って、ゆっくり話を聞いてもらえるんです が、続けて話してるとどこで何を言ったかだんだん分からなくなってくるんですね(苦笑)脳細胞をもっと活性化させないとだめですね。

そして最後はMBSラジオ、「ラジオの達人」の木谷美帆さんとの収録。
デラルス時代からのファンだという事で、嬉しくなってしまいました。木谷さんのリクエ ストという事で僕の歌もオンエアーしてしまいます。 ラジオを聞いた関西の皆さんがコンサートに来てくれる事を祈っています。よろしく!

MBS「ラジオの達人」パーソナリティの木谷さん。

 

 2006/5/16 久し振りのspirit of rhythm

STB139での久しぶりのS.O.Rのライブ、ギターはほぼ1年半ぶりに梶原順が登場してくれました。
チャカのボレロ「SABOR A MI」も聴けていい感じで盛り上がりました。
自分で言うのもなんですが、良いバンドですね。
「 ラテンとロックとファンクの融合」、この何でもありな感じが止められません。
自分の音楽に対する貪欲さとい うか節操の無さを全て凝縮したようなバンドですが、周りの方から「良いとこ突いてますね。」と言う言葉を頂いて励みにしています。

今回もたくさんの方に 来てもらって、盛り上がる事が出来ました。
これからも盆と正月にならないようにライヴをやっていこうと思っています。よろしく!

久し振りに集合写真も撮影。 ライブではチャカさんのおもしろトークも爆発!

 

 2006/4/15 熱帯スーパージャム間もなく発売!

去年の11月に行われたJVCジャズナイトで実現した、デイヴ・バレンティンとのセッションをレコーディングしたライヴアルバム「熱帯スーパージャム withデイヴ・バレンティン」が間もなく4/19に発売されます。
迎え撃つこちらのメンバーは、中路英明、佐々木史郎、近藤和彦、藤井摂、奥山勝そしてベースには櫻井哲夫。
リハーサルは前日に3時間だけで無謀にもレコーディングしてしまいました。
デイヴは譜面は忘れてくるわ、リハーサルの途中でかえってしまうわ、ブロンクスの野獣ぶりを存分に発揮してくれて大変でしたが、一旦ステージが始まるとエネルギッシュに次から次に驚くような展開を生み出し、まさにラテンジャズの醍醐味を見事に表してくれました。
その緊張感が素晴らしい効果を生んで、メンバー全員のスイッチが完全にオンになり、すごく良いセッションになりました。ぜひ聞いてみて下さい。

このアルバムと同時にもう一つのSTB139でのライヴアルバム「ER jam」が発売されます。
これはあるアーティストの突然のキャンセルで窮地に陥ったSTBを救うために、僕と浪速EXPRESSの清水興が中心になって、本番1週間前から前日までに集めたメンバーでのセッションがきっかけで、それがゴキゲンだったのでその後2回のライヴを重ねてレコーディングをしたものです。
共通するのはどちらもライヴレコーディング。種も仕掛けも全くなし、ミュージシャンの体当たりの演奏が命のアルバムです。
近頃はライヴレコーディングでもレコーディング技術を駆使してとことんお化粧直しをするものも多いのですがこの2枚は潔く99%やりっ放し、ライヴの醍醐味を味わってもらうための作 品です。
これが、音楽の原点というものでしょう。 リスナーの皆さんに、我々の感じている事がストレートに伝わってくれることを期待しています。

FEEL THE ENARGY OF LIVE

 


 2006/4/4 J-WAVE 「LOISAIDA 3AM」 新たなシーズンへ

毎週火曜日の深夜27:00スタートの番組「LOISAIDA 3AM」がスタートから半年を過ぎて、4月から新しいクールに入りました。
夜中の番組とはいえ、これだけマニアックな選曲で2時間好きな音楽ばかりかけられ るチャンスは滅多にありません。
番組のプロデューサーの岡本郁夫君とは音楽体験も共通点が多く、毎週楽しくやっています。
今月は、小曽根真さんをスタートに、小沼ようすけ君、そしてSalt(塩谷哲)と素晴らしいゲストが来てくれます。楽しい音楽談義が出来そうで、楽しみです。
真夜中遅くなので大変だとは思いますが、チャンスがあればぜひ聴いてみてください

    番組でのオンエア曲や特集、ゲストとの写真等見られます 「LOISAIDA 3AM」ホームページ

今月から、玉置ツアーも始まります。
もう10年近い付き合いになります、熱帯ジャズ楽団とは全く違った世界ですが、やりがいのある楽しいツアーです。 3ヶ月の長丁場体調を維持して頑張って行きます。

 

 2006/3/6  熱帯レコーディング無事終了

熱帯ジャズ楽団の10枚目のアルバムのレコーディングが無事に終了しました。
毎年の事ですが、リハーサル2日、レコーディング3日、Mix4日間という 怒濤のスケジュール。
今年はすべてのビッグバンドファンに熱帯ジャズ楽団が心を込めてお送りする、温故知新とともに新たな可能性も示した自信作です。 毎回自信作なんですけどね。

メンバー全員、大変なスケジュールの中、存分に実力を発揮してくれています。
レコーディングを重ねるごとに、それぞれのメンバーとバンド全体のポテン シャルが上がっていくのを感じています。

年明けに、新たな音楽を目指してコスマスがバンドを脱退する事になった為に、今回のRECはコンガ、ボンゴ両方を僕がやる事になり、個人的には少々大変でしたが、プロ デュースだけでなく一人のプレーヤーとしても充実したレコーディングになりました。
そして久しぶりに歌も1曲唄わせてもらいました。なかなかいい感じで 唄えました。
発売はまだしばらく先になりますが、乞うご期待、楽しいアルバムです。

REC中に神保さんが誕生日でした。 待ち時間のメンバーショット! 久し振りのヴォーカルREC

 

  2006/2/17  2月のライヴ

2月1日、六本木STB139で久しぶりにスーパーバンド"CAST"のライヴがありました。
何しろこれだけのメンバーですから、なかなか集まるのが大変なのですが、久し振りのライヴとは思えないコンビネーションで楽しい演奏が出来ました。
笹路さん、伊東さんを中心にしたMCは独特のマッタリ感で大人の味をたっぷり出しています。
ややのんびりし過ぎてしまう時もあるんですが・・。
CASTも3月にレコーディングの予定です。どんなアルバムになりますか乞う御期待です。

ライブ1 ライブ2 ライブ3

2月13,14日は大阪のライブハウス「ロイヤルホース」で、去年の夏以来の関西メンバーとのTropijamのライヴ。
ミュージカルディレクターはもちろん中路英明です。
関西のメンバーはやはり笑わせてなんぼの世界で揉まれているだけあって、実力もさ ることながら、次から次にネタをくり出して盛り上げてくれます。
平日でしかもオリンピック開催中にもかかわらず、たくさん聴きに来ていただいて、 有り難うございました!
バレンタインデイのチョコレートもたくさんいただきました。ありがとうございます。
これからも定期的にやって行こうと思っています。

今月の後半はいよいよ熱帯JAZZ楽団のレコーディングが始まります。
何が出ますか・・、楽しみにしていて下さい。


 2006/1/14 NHK-FM「今日は一日…ラテン三昧」

8時間50分!生放送無事終了
1月14日土曜日、時刻は午後2:00。遂にNHK-FM、8時間50分の生放送「今日は一 日…ラテン三昧」がスタートしました。
進行役が私とNHK住吉美紀アナウンサー、そして御意見番に、ラテンDJでお馴染みのPapa-Qさん。
更にアドバイザーに、サウージ・サウダージのプロデューサー、中原仁さん。

今まで、ラジオ番組はやった事はありますがこれだけ長丁場のしかも生放送、どうなってしまうのか全く想像すら出来ませんでした。
しかし、番組が始まると、みんな絶好調でバッチリ良い感じで進み、リスナーからの 反応も思った以上に良くて、時間がたつのがとても早く感じられました。

僕のリクエストでお願いしたゲストの皆さん、小野リサさん、Saigenjiくん、上松美香 ちゃん、小松亮太くん。みんな会いたかった人ばかりで、しかもリサと美香ちゃんとはセッションまでできたりして、とても楽しい時間を過ごせました。

リクエスト、メッセージは500通を越え、かけた曲は中南米全土を網羅して80曲。
これだけ多くのしかも熱いラテンファンがいてくれた事を改めて感じる事が出来て、とても充実した体験になりました。
大変だったけど、また機会があればぜひやってみようと思っています。みなさん応援 ありがとう!

 当日オンエアした曲リストはhttp://www.nhk.or.jp/latin/ に掲載されています。

 
 

進行役の住吉アナウンサーと

ゲストのアルパ奏者上松美香さんと


 2006/1/17  チャリティの御報告

早いもので、1月も半ばを過ぎました。
皆さん良い正月をお迎えでしょうか?

カウントダウンライヴでのチャリティーオークションでは多額の御協力をいただき、 ありがとうございました。
早々、赤十字の中越地震義援金口座に寄付させていただき ました。
「EL FUTURO」の印税の一部¥40、000とオークション売上、募金の¥169、312の合計¥209、312を寄付 する事ができました。

世界中で色々な災害にあっている人たちが大勢います。
これからも機会があるごとに、 少しでも手助けになる事をやって行こうと思っています。
皆さん、御協力よろしくお 願いします。

 
  ライブのオークション売上と募金分 「El Futuro」印税分

 

2005/12/30~2006/1/1  A Happy New Year!

皆さん!明けましておめでとうございます。

2006年もまた、熱帯のメンバーとファンの皆様と一緒に派手に迎える事が出来ました。ありがとうございます。今回のカウントダウンライブも盛り上がりましたね。2005年の締めくくり、そして2006年の幕開けを祝うのに相応しい、最高のパーティーになりました。

オークションも盛り上がりました。オークションなのに「オーディション、オーディション」と連呼して、かくせないボケぶりを発揮してしまい、恥ずかしい思いをしてしまいました。
事前にお知らせしておけば良かったのですが、突然の思いつきだったので、現金の用意ができなかった方々には申し訳ありませんでしたが、11円から35000円まで、たくさんの寄付を集める事が出来ました。
後日、赤十字への寄付の正式な御報告をさせていただきます。御協力ありがとうございました。

今年のカウントダウンの新年の瞬間、凄かったですね、大路さんだけではなく万照まで加わって、ハチャメチャでした。決してコミックバンドというわけではないのでそれだけは覚えていて下さいね(笑)

去年は10周年、そして今年は10枚目の記念アルバム。更にDVD、熱帯スーパージャムのライヴアルバム。他にもER Jamのアルバム等、今まで以上に頑張って行きます、これからも応援よろしくお願いします。

 
  今年も無事明けました!! 大路&万照の??カップル登場